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2025.06.25

アラビア ムーミン ホームアットラストが 大阪万博で販売されている。「Together for good – みんなで力を合わせて、より良い世界を作ろう」


弊社でも取り扱いのあるMOOMIN ARABIA(ムーミン アラビア)、ホームアットラスシリーズ、これが「2025年日本国際博覧会(2025 Expo 大阪・関西万博)※通称:大阪万博」のフィンランド館 にて、販売されていると話題になってます。

「ホームアットラスト」コレクションは、2025年3月6日に最初の商品が日本限定で発売され、4月11日に新商品が追加されました。2025年後半には、北欧やポーランド、イギリスなどでもこのコレクションの新しいアイテムが発売される予定になっております。

「Home at Last(ホームアットラスト)」コレクションでは、家族や人道的な絆が再び結びつく物語を描き、「Together for good – みんなで力を合わせて、より良い世界を作ろう」というメッセージを届けてます。コレクションの商品が一つ売れるごとに、1ユーロが赤十字社に寄付され、赤十字の人道的活動を支援するために使われます。


「ホームアットラスト」コレクションは、ムーミンとムーミンママが抱き合っていて、パパが暖かくみまもっているシーンが印象的です。トーベ・ヤンソンの著書『ムーミン谷への遠い道のり』(1955年)が基になっています。

物語は、長い間行方不明だったムーミンが、ムーミンママとムーミンパパに海で救われ、家族の元に戻るというストーリーです。長い時を経てムーミン家族は再会し、再び家に帰ることができました。

メインのイラストには、ムーミン一家の幸せな暮らしと美しい故郷の谷、ムーミンやしき、そしてリトルミイや小さなとんがり耳の生き物シャドウが描かれています。

また、マグカップの底には、日本限定2025スタンプが押されています。


今更ですが私はムーミンが何者か分かりません。改めて調べてみました。

ムーミンとはトーベ・ヤンソンが著書の「ムーミン・シリーズ」の絵本と小説を指します。トーベ・ヤンソンの作品が、世に初めて出たのは1945年スウェーデン語で著された『小さなトロールと大きな洪水』でした。

その後ムーミン・シリーズとして知られる計9作品に登場するようになります。ムーミンはトロールだったんですね。トロールとは北欧に伝承する妖精の一種です。ちなみにトーベヤンソンはスウェーデン系、フィンランド人です。後にトーベ・ヤンソンは「ムーミンは動物か、人間か?」と問われ、スウェーデン語で「Varelser」(存在するもの)と答えたようでムーミンの事を消して妖精とは答えなかったそうです。


何故ムーミンを描いたのか?それは幼少の頃から思い描いた世界のようです。

トーベが10代の頃、末弟のラルス・ヤンソンとの口ゲンカに負けたときに、トイレの壁に悔し紛れに描いた「SNORK(スノーク、とても醜い生き物)」として描いたものが、ムーミンの基であるとされています。

「MOOMIN(ムーミン)」のネーミングは、叔父の家で暮らし学校へ通っている時代、勉強の合間に冷蔵庫から食べ物を失敬しては夜食にしていました。
あるときに叔父から注意され「この裏にはムゥーミントロールというお化けがいるからつまみ食いはやめなさい。首筋に冷たい息を吹きかけてくるぞ。」と言われたことがきっかけであると言われています。

それ以降、歴史に出てくるのは1954年からイギリスのイブニングニュースという雑誌にムーミントロールの漫画が週に6日掲載されています。途中、翻訳を担当していた弟のラルス・ヤンソンが1960年以降、一時期、ラルスが担当して掲載をします。1975年まで合計73作品が連載されうち、21作品がトーベヤンソンの作品で52作品がラルス・ヤンソンの作品なのです。


私は小説や絵本を読んだ事はありませんが、日本だと小学生向けのアニメの体裁になっていますが本作や小説は必ずしも子ども向けになっておりません。

第二次世界大戦中、戦後の期間になると、洪水や彗星の衝突など自然災害が繰り返し描かれています。「ムーミンは核戦争、その後の物語」と、いう都市伝説がありますがトーベ・ヤンソンは広島、長崎に原爆が投下された時期に「ムーミン谷の彗星」を執筆しております。これは彗星が衝突して洞窟に逃げ込む以外に生き延びる道がなかったムーミン達、もう外の世界では生きていられない、地球がまだ残っているかどうか定かではないと、洞窟の奥で身を寄せ合う。と、いう内容になっています。

原爆投下、その後の広島、長崎と彗星が衝突したその後のムーミン谷がリンクしているのが都市伝説を産んでいるのかと思います。調べて行くうちにトーベ・ヤンソンの小説、MOOMIN(ムーミン)を読んでみたくなりました。


営業部/本多