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鉄フライパンへの憧れ。

鉄のフライパンへの憧れ、男性なら少しは持っているかと思います。
中華の鉄人の北京鍋や広東鍋の鍋振り、キャンプの鉄人が使う柄まで鉄のごっついフライパンで焼く肉、耐久性と油まみれの料理への憧れです。
・野菜など、かなりシャキっとした食感が得られると感じる
・肉のパリっとした香ばしい見た目
・なんとなくワンランク上の料理をした感
・黒いフォルムの重厚な見た目
私の鉄フライパンへの憧れとはこの程度です。料理への何かでは無く、フライパン自体への愛着ですね。ですが、実際、鉄のフライパンはかなりのメリットがあります。

■高い熱伝導率と蓄熱性
鉄フライパンは、熱を均一に伝え、食材を短時間で焼き上げることができます。また、一度温まると冷めにくいため、余熱調理や弱火での調理も得意です。キャベツや人参を炒めると、シャキッとするのはこのお陰です。
■優れた耐久性
適切なお手入れをすると、半永久的に使用できます。フッ素樹脂加工のフライパンのように、コーティングが剥がれる心配もありません。
■油なじみの良さ
使い込むほどに油が馴染み、食材がこびりつきにくくなります。まるで革製品のように、使い手の使い方によって風合いが変わるのも魅力です。
■鉄分補給
調理中に鉄分が溶け出し、自然と鉄分を摂取できるため、健康面でもメリットがあります。

ただデメリットもあります。
「手入れの面倒さ」です。まず、使用する前にシーズニングが必要です。
シーズニングとは購入して使う前に空焚きと、油に火入れをする事で各メーカーでやり方が若干異なります。特に空焚きはIHですとセンサーが反応して消える機種もあります。
使用後の保管方法も手間ですね。メーカーによって異なりますが、油でコーティングをし新聞紙などにくるんで保管します。
あと、煮る、茹でる、蒸すなど水を使う料理は大の苦手です。これはせっかく油なじみをしたフライパンが取れる事もあり焦げ付きやサビの原因になります。
また、アクの強い山菜やごぼう、ほうれん草などを調理すると、食材に含まれるタンニンと鉄が反応し鉄フライパンが黒く変色する事もあります。
私が実際使っていてオススメしたい鉄のフライパンがあります。
田辺金具さんの「窒化鉄フライパン」です。では窒化とは何でしょう?

窒化処理済みのフライパンを簡単に言うと、鉄のフライパンの表面に窒素を浸透させて硬化させる「窒化処理」を施したフライパンのことです。
・錆びにくい
・耐久性が従来の鉄より向上
・油なじみが良い
つまり、窒化処理をしていない鉄フライパンより ”使いやすい” です。
実際に窒化処理の鉄は船舶や飛行機にも使われるほど耐久性のある素材です。
窒素は空気の80%を占める物質なので特に人体への影響もありません。
私が使っていて特に感じるのは「こびりつきにくい」事です。これは窒化処理をして無いフライパンと比べると明確に違います。さらに油馴染みがよくなって経年していくと、目玉焼きがフライパン上でスケートができるほどになります。これはフッ素よりも良いと思いました。あとこの木のハンドルですね。「かっこいい」と思ってます。
田辺金具さんの窒化フライパンは、すべて新潟県の燕三条にて製造をしております。
是非、おすすめしたい逸品です。
営業部/本多