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2024.04.18

ペットボトルを食べた事ありますか? ビコーズU-DAYの傘から廃棄ペットボトルについて考えてみる


最近、サスティナブルな商品をたくさん目にするようになりました。ECOな商品と言われるモノです。ECOという言葉は、日本人の多くが 『 自分の財布にECOなことが ”ECO(エコ)” 』という風に見ているのではないでしょうか?私もそうでした。

SDGsが打ちだされて以降、傘も使い捨てからリサイクルされる時代になりました。私も雨が降るたびにコンビニやキオスクの500円傘を買い、いらなくなったら捨てる、ということ繰り返していました。

ビコーズさんのU-DAYシリーズは、Recycling(リサイクル)という面では業界では早く、そして徹底していると感じました。


■RE:PET1 
世界中から集められた廃棄ペットボトルを使い、再資源化した100%再生ポリエステル生地リサイクル素材を生地に使っています。自然だけでなく人にも優しい傘です。

廃棄ペットボトルの問題としては、自然、特に海に廃棄したペットボトルは太陽の紫外線や雨風にさらされ劣化していきます。そのまま破損、粉々になっていきます。これが5mm以下までになるとマイクロプラスチックと言い、海洋生物の口に入り魚などの体内に蓄積されていきます。そして、その魚を人間が食します。我々人間は巡り巡って捨てたペットボトルを食べています。

WHOの発表では「1週間にしてクレジットカード1枚分(5g)、1ヶ月にしてハンガー1本分(21g)」もの量の、ペットボトルなどのプラスチックを、人間は食べている事になります。
※ペットボトル以外にもビニール袋、お菓子や弁当の容器などすべて含みます。

プラスチックは、全ての人の体内に知らないうちに侵入しています。あなたの体の中にも、あなたの家族の体の中にも入っています。

綺麗で安全な日本に住んでいると普段は気付かないかもしれません。
私たちのほとんどがゴミを出す時、各自治体のルールに従い、指定された場所にきちんと分別をしてゴミ出しをしています。

でも現実には少なくとも毎年800万トン、多くて1,200万トンのプラスチックゴミが世界中の海に流れ着いています。この800万トンという数字は東京ドームに換算すると約7個分にあたります。つまり、毎年東京ドーム7個分のゴミが海に流れ着いているのです。

また、2050年までに海の中に存在するプラスチックの重量が魚の重量を超えるかもしれないという発表もされました。


■RE:PET2
発展途上国にあるスラム街のような所でゴミにまみれているような地域があります。そこで廃棄されているようなシーンをイメージしますが、実は発展途上国の方々の1日の収入は1ドル未満、ペットボトルのドリンクは買えないのです。

ペットボトルは、ほぼ都市部にて生活している方が消費しているのが現実です。
ちなみに全世界で1秒間に消費されるペットボトルは約2万本です。日本ですと1秒間に約740本になります。全世界の約3.7%にあたります。実はペットボトルの商品は都市部に多いのです。

まず、私たちにできる事はペットボトルの消費をしない事です。企業によっては出社時にペットボトルを禁止している企業も増えてきました。使用後はきちんとリサイクルをする事と、リサイクルをされている商品を購入、使用する事だと考えます。

U-DAYの商品はレディース、メンズ、キッズ、長傘、折傘などサイズやデザインにもこだわっています。
また、環境について考える議論をするきっかけになってくれるといいなと感じます。

本多/営業部