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2024.06.24

ホーロー製品の話

日本では昔からホーローは馴染みのある材質です。
最近のレトロブームで琺瑯を良く目にするようになりました。昭和初期からメッキに琺瑯で塗られた看板やお医者さんで使う桶、バットなどを作ってました。

漢字で書くと琺瑯、なんて難しい字でしょう。
「琺瑯」という言葉は七宝焼という意味で、梵語で七宝質のことを払菻嵌(フーリンカン)といい、次のようにかわっていきました。 「払菻嵌(フーリンカン)→払菻(フーリン)→発藍(ハツラン)→仏郎嵌(フーロウカン)→法郎(ホーロー)→琺瑯(ホーロー)」もはや意味不明です。

※七宝焼とは素地に金、銀、銅などを使用した物を呼びます。

現代ではホーローは金属の表面にガラス質の被膜を被せ、高温で焼きつけたものを言います。
高桑金属のホーローデイ品はスプーンやフォークにホーローコーティングを施すことによって、口当たりの滑らかさや、料理本来の味をそのままおたのしみ頂けます。
ステンレスやアルミのスプーンでカレーライスを食べると少し香りが残ったという経験はありませんでしょうか?
食べ物のにおいうつりも少なく、お手入れがしやすいのもホーロー製品の特徴です。

高桑金属のホーローカトラリーは、ひとつひとつが職人による手作りです。
品物の中には焼付の際に針金で吊るした跡や、針金の鉄粉がつくことがあります。
仕上げにヤスリをかけて削りますが、その際に筋のような跡がつくこともあります。

それらは決して不良品ではありません。
高桑金属のホーロー製品は、ひとつひとつを丁寧に手作りしているため、同じ物がふたつとしてありません。

ホーロー製品を通して手作りの味わいを感じ取ってみてください。

本多/営業部