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札幌駅の駅時計、掛け時計になる。五十嵐威暢氏デザインのeki clock(エキクロック)


札幌の時計と言えば時計台が有名ですが、札幌時計台は「少年よ大志を抱け」で知られるクラーク博士が構想、第2代教頭のホイーラー氏が平面プランを作成、開拓使の主席建築技術者であった安達喜幸らの設計・監督により明治11年10月に建てられました。
札幌時計台は日本最古の時計台で約140年時を刻み続けています。
もう一方、札幌駅にも印象的な時計があります。
札幌駅南口外壁の「星の大時計」とJR札幌駅構内コンコースの駅時計。
画像は駅構内コンコースの駅時計、星の大時計ともデザインは北海道出身のデザイナー、五十嵐威暢(いがらし たけのぶ)氏が手掛けました。この掛け時計がタカタレムノスさんでeki clock(エキクロック)として再現されております。

特徴的なのはこの文字盤です。
両面表示、白と黒の2色で見る側で異なります(片面/白、片面/ 黒)。
下から見やすいように、半分から下の数字が全て上向きにデザインされています。
実は、このエキクロックは2005年に製品化され、2006年にGOOD DESIGN賞を受賞しています。
ただその後、惜しまれながら廃番となりました。
現在はタカタレムノスさんが2016年に復刻させ、販売を継続しています。この2016年は北海道新幹線開通の年でもあります。

モデルとなったのは、1944年にハンス・フィルフィカー氏が設計したスイスの鉄道時計。白い文字盤に黒い目盛と針、そして赤い秒針、シンプルながら特徴的なデザインは現在、MONDAINE社が製造、販売をしています。(参照:MONDAINE社ホームページより)まさに駅のシンボルとなる時計です。
シンプルでモダン、和、洋の部屋も選ばず、広い空間やオフィスなどでも視認性が非常に高く離れた場所からでもはっきりと時刻が判断できます。
この特徴的な直線的なフォントも好きです。札幌に行った際は時計台と駅の時計も是非見て欲しいですね。駅のシンボルがたあなたの家のシンボルに・・・いかがでしょうか?


営業部/本多