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2025.10.08

Iittala Teema(イッタラ ティーマ)とにかくシンプルな食器が良い。


弊社でも人気のIITTALA(イッタラ)。ガラス以外のテーブルウェアではこのTeema(ティーマ)が人気です。機能性と耐久性に優れ、シンプルで洗練されたシルエット、和、洋、中華、どの料理でも違和感がありません。他の食器との組み合わせも良いですね。

シェイプやサイズ、色の組み合わせが無限に楽しめるのがTeema(ティーマ)の良さです。
デザイナーのカイ・フランク(Kaj Gabriel Franck 1911-1989年)が「必要な装飾は色だけ」と語っているように、1952年の発売以来、変わらず愛され続ける、タイムレスなデザインがその魅力です。


カイ・フランク(Kaj Gabriel Franck 1911-1989年)生まれはヴィープリ、当時はロシア内のフィンランド大公国(現在はロシアに属しています)で、1932年からヘルシンキ美術工芸大学(現在はアールト大学)で家具デザインを学び、卒業後はインテリアデザイン、ウィンドウディスプレイ、テキスタイル、ガラスデザインなどの仕事を手掛けるようになります。

1945年、34歳の時にアラビア社のデザイナーになります。陶芸の経験がなかったのですが、頭角を現してアートディレクターに就任します。フランクは女性デザイナーを抜擢してデザインを多数発表し、1940年代から開発を進めたテーブルウェアの「キルタ(Kirta) 」シリーズを発表します。


第二次世界大戦の勃発から3ヶ月後に、突如ソビエト連邦がフィンランドに侵攻した冬戦争が勃発しフィンランドは敗戦。フィンランドが国土の10分の1をソ連に割譲させられたものの、独立を守り抜いた戦争でした。1941年当時のフィンランドは敗戦後で物資が不足しており、キルタ(Kirta) はコンパクトで幾何学的なデザインによって小さなキッチンでも収容しやすい形状で、かつ従来の食器は12セットでそろえる習慣があったのですが、キルタは古い食器と組み合わせ可能になっており、人々のライフスタイルに影響を与えるデザインでした。

このキルタ(Kirta)が後にイッタラにうつり現在のティーマ(Teema)になります。
アラビア社当時のキルタ(Kirta)は現在もビンテージ市場で人気ですね。

この事がきっかけで1946年カイ・フランクはガラスデザインのコンペに入賞し、イッタラ社のデザイナーに就任します。1955年に発表したタンブラー2744はニューヨーク近代美術館(MOMA)のコレクションに選ばれます。(タンブラー2744はカルティオKartioの原型)


Teema(ティーマ)はカイ・フランクの歴史そのもののシリーズですね。
電子レンジ、食洗機も使用OKでまさに機能的。毎日使える食器として世界中で愛されているTeema(ティーマ)。すべて化粧箱入りなのでギフトにもいいですね。

営業部/本多